長編みや中長編みで円を編んでいる時、引き抜き方で迷ったことはありませんか?
たとえば、本や動画でこのような説明を受けることがあると思います。
「立ち上がりのくさりの頭に引き抜いて、円をつなげます。」
「立ち上がりのくさりの頭を拾って引き抜きます。」
「立ち上がりのくさり3目めに針を入れて、引き抜いてつなげる」
なんとなく分かるけど、くさり3目めの、どこに針をいれるんだろう?
と、結局分からず、いつもなんとなく編んでいました。
今回は、くさりのどこを引き抜いたら、どのように仕上がるかを比較してみました。
もし、今私と同じように迷われていたら、すこしスッキリしてもらえるかなぁと思います。
長編みの円を3通り編んでみる
今回は、長編みで円を3通り編んでみて、比較しました。
中長編みや長長編みも、立ち上がりを1目として数えますが、つなぎ方としては、同じような結果が得られるかと思います。
この3通りの拾い方で試してみたいと思います。
①奥の半目
②手前の半目
③奥の半目+裏山
それぞれの拾い方で、円を3段編んでみたものを比較してみます。
パッと見た印象では、②のつなぎ目がやや目立つかなぁという印象で、
①と③に関しては、違いをあまり感じず、どちらでもいいかな?と思いました。
それでは、ひとつずつもう少し大きく見てみましょう。
①奥の半目を拾った場合
つないでいる位置はまっすぐで、違和感はないですが、少しひっぱってみると、隙間が大きく見えます。
ピッタリサイズのニット帽などを編んで着用すると、少し隙間が目立つかもしれません。
②手前の半目を拾った場合
つないでいる位置がなんだかいびつで、違和感がありますが、少しひっぱっても隙間が大きくなることはないようです。
バッグなど編んだ場合、少し目立ちそうです。
③奥の半目と裏山を拾った場合
つないでいる位置はまっすぐで、違和感がありません。
少しひっぱってみても、隙間がおおきくなることはないようです。
これならぴったりのニット帽でも、バッグなどでも違和感なく使用できそうです。
まとめ
改めて比較してみると
③の「奥の半目と裏山を拾う」が一番きれいに編めるように感じます。
ずっとなんとなく「ここかな?」と思って③を編んでいたので、比較して結果をみることができて安心しました。
かぎ針編みを始めたばかりで、同じように「こうかな?」と思いながら編んでいる方のお役に立てたら幸いです。