かぎ針編みで中心から三角形を編む際、角の編み方に迷ったことはありませんか?
角にくさり編みを入れたり、中長編みを入れたりと、同じ三角形の編み方でも色々あります。
今回は中心から細編みで編む、三角形の編み方を4種類比較してみました。
基本的には細編みで編んでくので、①〜③は初心者の方も簡単に編むことができるかと思います。
①角に「細編み、鎖編み2、細編み」を編み入れる
②角に「細編み、中長編み、細編み」を編み入れる
③角に「細編み、長編み、細編み」を編み入れる
④②の最後の段の角のみ「細編み3つ」を編み入れ、その2目めの細編みにピコットを編みます。
では、それぞれ編み図と実際に編んだものの写真を見て比較してみます。
①角に 「細編み、鎖編み2、細編み」を編み入れる
細編みと鎖編みだけで編めるので、初心者の方でも簡単に三角形が編めるかと思います。
2段目からは、前段の鎖編み2目をすっぽり拾って「細編み、鎖編み2、細編み」を編み入れていきます。
角はあまりかっちりせず、柔らかい感じの三角形になります。
角をくさり編みで編んでいるので、少し隙間が見えます。
②角に 「細編み、中長編み、細編み」を編み入れる方法
中長編みを編んだ目に、毎回「細編み、中長編み、細編み」と編み入れていきます。
中長編みの頭に、マーカーをつけておくと、数えたりせずに迷わずどんどん編んでいくことができます。
段数マーカーは、はずれにくいものがおすすめです♪
①のような隙間はなく、少し丸みを帯びた三角形ができます。
こちらも、細編みと中長編みだけで編むことができるので、初心者の方もすいすい編めると思います。
③角に 「細編み、長編み、細編み」を編み入れる方法
③と同じように、長編みを編んだ目に、毎回「細編み、長編み、細編み」と編み入れていきます。
長編みの頭に、マーカーをつけておくと、数えたりせずに迷わずどんどん編んでいくことができます。
①や②に比べ、角がはっきり出ますが、細編みの間に長編みを挟むので、足の部分がややダブつき、ラインが入っているように見えます。
④最後の段で、角にピコットを編み入れる方法
4段目までは②と同じ編み方で編み、最後の段で角にピコットを編み入れています。
今回は一つの三角形に3種類のピコットを編んで、比較してみました。
右下…くさり3つのピコット
よく編まれるピコットで、ぽこっとかわいい縁になるのですが、今回の三角形の角としては、ぽこっとしすぎて違和感があります。
上…くさり2つのピコット
くさりを1つ減らしてピコットを編んでみました。
3つの時よりも、ぽこっとした部分が小さくはなりましたが、まだ少し違和感があります。
左下…くさり1つのピコット
くさり編み1つだけのピコットにしてみました。
ぽこっとした部分が目立たないので、縁を飾り編みで仕上げたい場合には不向きかと思いますが、今回の三角形の角としては、違和感なく角を出すことができたように思います。
最後の段まで編んでみて、もう少し角がはっきりほしいなぁと思った時など、あと1段編むだけで角を出すことができます。
まとめ
いかがでしょうか、私の好みは隙間なく綺麗に編める②または④の鎖1つのピコットです。
ぜひ好みの三角形の編み方で編んでみていただけると嬉しいです。
正方形の角の比較の記事はこちら
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