介護職に従事しながら、福祉人材養成校の講師をしています。
仕事のなかでよくお受けする質問や相談、悩みごとなどの回答を記事にしています。
色々なご質問の中には誤解も多々ありますのでその点も記載しています。参考にしていただき、少しでも不安解消に役立てば幸いです。
続き記事②③、「おまけ記事」は下記リンクからご覧下さい。
※受講下さった方の利益を守るため、記事での解説は控えめにしております。講習ではより具体的に解説しております。
Q1)同行援護の対象者は視覚障害者のみですか?
他の障害も重複している方も対象ですので、「視覚障害のある人が対象」という表現の方がイメージしやすいのかもしれません。
※すべての視覚障害者が対象なのではなく、一定の要件を満たす方が対象となります。(詳細は別記事へまとめる予定です)
※視覚障害者と記載していますが対象者には児童も含みます。
Q2)視覚障害者は「移動支援」も利用できますか?
「同行援護」「移動支援」どちらも対象となる方もおられます。
Q3)「同行援護」と「移動支援」両方を利用できますか?
両方同時には支給を受けられません。
視覚障害者の外出支援は、原則「同行援護」を利用するよう案内されます。
Q4)原則「同行援護」なのに、なぜ「移動支援」の対象者に含まれるのでしょうか?
地域の事情や利用目的等により、「移動支援」の支給を要す場合があるため、対象者から外す事はできません。
Q5)「移動支援」とは「ガイドヘルパー」のことですよね?
「ガイドヘルパー」とは”外出支援をする人”の通称です。特定のサービス種別ではありません。
また、「ガイドヘルパー」は資格の名称だと捉えている方もおられますが、それも誤解です。
「移動支援」に従事するための資格講座として『ガイドヘルパー養成研修』というような名称が使用されている事が全国的にも多いようです。
「ガイドヘルパー」と言えば「移動支援」となるのは、こういう講座の名称も要因でしょう。
気になる方は、移動支援創設の背景を調べましょう。歴史を知ると判明します。
まとめ
今回は【同行援護①】です。
続きは【同行援護②】へ記載しています。
続きは【同行援護②】外出支援(ガイドヘルパー)Q&Aをご覧ください。
「外出支援のこと」については別記事【職務の理解 おまけ②】にまとめたものがあります。