【ひとこと記事③】介護職の退職理由のいろいろ<2>

退職②
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介護職として従事しながら、福祉人材養成校の講師をしています。
仕事のなかでよくお受けする質問や相談、悩みごとなどの回答を記事にしています。

介護職の退職理由のいろいろ<1>の続き記事です。介護職の退職理由について一部をまとめました。就職や転職の参考にしていただければ幸いです。

前記事、退職理由のいろいろ<1>はこちらです。

理由:「労働時間が長い」「休憩・休日がとれない」

労働基準法に以下のような定めがあります。

労働時間・休憩・休日

原則として、1日に8時間 1週間に40時間を超えて労働させてはならない

労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければならない

少なくとも毎週1日の休日か4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない

「時間外労働協定」(36協定)の締結により、法定労働時間を超える時間外労働、休日労働が認められます。※時間外労働の時間には上限あり。

「休みが取れない・・・」というお話も時々耳にします。
休めない状況が続くことは、「疲労やストレスの蓄積」「生産性の低下」「意欲の低下」「離職」など弊害が多くあります。

しば
しば

「週1日程度の休みではリフレッシュできない」という人もいれば、「休みを減らしてでも多く収入を得たい」という人もいます。

働くペースは人それぞれです。労働条件については面接時に自身の希望を伝え、労働条件通知書の交付時にきちんと確認しておく事が重要です。

理由:「働き辛い」

「働き辛い」と感じる理由は様々で、以下にその理由(例)をまとめました。

働き辛いと感じる理由(例)

・「社内が常にピリピリしている」
・「理不尽で厳しい叱責」
・「何も教えてもらえない」(適切な指導を得られない)
・「質問や相談をできる人がいない」
・「評価されない」 など
 

しば
しば

他者にとっては何でもない事でも、自分には耐え難いという事はありますね。

「その他」と「まとめ」

「同僚や上司と反りが合わない」という話を聞くことがあります。
”合わない人”と働くという場面は福祉職に限らず、多くの職種で起こり得る事でしょう。自身の努力や工夫で対処できれば成長のきっかけになるのかもしれませんが、私はそういう努力が苦手です。

辞めたくなるほど働き辛さを感じる場合は、管理職へ相談しましょう。相談しても変化がみられない事も多々ありますが、その際は更にその上へ直接相談という手段もあります。
それでも変化が無い場合は、次の働き方を考えましょう。

しば
しば

「我慢しすぎて体調を崩す」というような働き方は避けたいですね。